心とカラダをコントロールしている介護職

利用者から厳しい指摘を受けるのは、とてもショックなことで、介護の世界に初めて入った人であればなおさら、落ち込んでしまうということはよくあります。そこから離職につながることも、一つの問題です。しかし、落ち込むようなことが起きたとき、その気持ちを引きずることなく、失敗したけど、失敗したことで、逆に覚えることができてよかったと切り替えて、明るく翌日の勤務にのぞむことが大切です。それができれば、ストレスがあっても、思い詰めて、憂鬱さがずっと続くことはありません。失敗は、自分を成長させるためにあると、いつも前向きに考えることが大事になります。

介護職の仕事にストレスはつきものですが、同じくらいの感動があるものです。その感動を大事にしていけば、失敗した時でも、感動体験を思い出せば元気が出てきます。介護というのは、人同士のコミュニケーションですから、医学的なこと以外は、これをしたら絶対に正解という世界ではないのです。だからこそ、やりがいがあります。へこんだり、喜んだり、その繰り返しです。介護職のやりがいについての詳細はコチラへ介護職を通して感じるやりがい

また、高齢者であるがゆえに、30分後に何があってもおかしくない、そんな緊張感をもっていなくてはなりません。同時に看取りを経験した後は、純粋に悲しむ気持ちも大切ですが、いつまでも引きずらないというのも介護職として大切な心構えです。区切りをつける方法として、可能であれば、利用者の葬儀に参列させてもらうのも一つの方法になります。